創立100周年記念展 13日まで「木国写友会」
「木国(もっこく)写友会」(島村安彦会長)の創立100周年記念第77回写真展が13日まで、 和歌山市本町の複合商業施設フォルテワジマ2階ギャラリーで開かれている。
大正元年(1912)に和歌山で生まれた同会は、 現在も活動する写真クラブとしては日本で3番目に古い歴史を持ち、 多彩な写真家を育成し和歌山写真界をけん引してきた。
今回は現会員10人が「ジンベェザメ」や「葉」「ペンジュラム」「アフリカ点描」など人物や風景、静物、 スナップ、 造形と多彩な作品を出品。 日本写真史に名を残す初代代表・島村逢紅(ほうこう)氏ら4人の戦前の作品も特別出品されている。
島村会長(94)=同市堀止東=は 「皆さんのバックアップのおかげです」 と感謝し、 「シュールでもクラシックでも自分の好きな写真を追求して撮ることと、 会員相互の仲の良さが会の特徴。 70年以上前なのに今もモダンな先輩方の写真と、 現会員のいい作品をご覧いただきたい」 と話している。
午前10時から午後5時 (最終日は4時)。
出品者は次の皆さん。
現会員=島村安彦、楽得永男、小野誠之、宇治田当二、安原重子、 島村泰造、 島村安昭、島村不二夫、 和中美喜夫、 山本能久▽先輩=島村逢紅、 島村紫陽、 江本綾生、 貴志義一