阪口氏離党、維新へ 民主2・3区空白に

 民主党の阪口直人前衆院議員(49)=和歌山2区=は19日午前、 同党に離党届を提出し、 日本維新の会に入党する意向を表明した。

 阪口氏は先月に民主党県連代表に再選されたばかり。 県連は同区候補として党本部に公認申請し、 連合和歌山の推薦も決まっていた。

 突然の離党には驚きの声が上がっており、 県連の浦口高典幹事長は 「あまりにも寝耳に水。 考えられないタイミングだ」 とあきれ気味に話した。

 県連では、 和歌山3区の予定候補だった玉置公良前衆院議員(58)が16日に不出馬を表明しており、 衆院解散後に2選挙区が相次いで空白となる異例の事態となっている。

 公示まであと半月の短期間で候補者選びを余儀なくされているが、 「1区への影響もあり早く(候補を)探すしかない」 (メ木佳明事務局長)と県連幹部は頭を悩ませている。