紀の川で19年ぶり「アカメ」
海南市船尾の県立自然博物館で、 紀の川で19年ぶりに採集された魚 「アカメ」 が展示されている。
環境省レッドリストで絶滅危惧ⅠB類に、 県レッドデータブックで絶滅危惧Ⅱ類に指定されている希少種で、 全長約34㌢、 重量約700㌘。 11月29日に和歌山市の紀の川河口で同市の漁業者が刺し網で採集した。
同館によると、 南日本の海と川の水が混ざり合う汽水域や沿岸海域に生息しており、 静岡県から鹿児島県にかけての太平洋側に分布する日本固有種。
県内では紀中、 紀南の沿岸や湾で採集、 河口域で目撃された例があるが、 詳しい生態は分かっていない。