歩行者の信号無視減 けやき大通り8交差点

 県警がことし、和歌山市けやき大通りの8交差点の歩行者用信号機について、青信号になる時間を早める実験を行ったところ、信号無視をする人が全体で12%(平成22年10月比)減少したことが分かった。

 守られやすい信号機の運用を目指した県内初の実験。 3月に信号機の運用を変更し、 10月に歩行者の信号無視率を調査した。 8交差点の中でも特に友田町4丁目交差点の減少率が約25%と顕著だった。

 また国道42号の7交差点でも同様の実験をしたが、 こちらはあまり効果が見られなかった。 交通規制課は 「国道42号では効果があまり現れていないことから、さらに改善の余地がないか検討するとともに、 歩行者や自転車に対する指導取り締まりを強化していく」 としている。