貴志中が日本一 こども音楽コンクール

 小中学生が歌や楽器の演奏を発表する 「平成24年度こども音楽コンクール」 (TBSラジオなど主催) の全国大会で、 中学校重唱部門に出場した和歌山市梅原の貴志中学校 (赤桐久也校長) 合唱部が 「文部科学大臣奨励賞」 を獲得し、 昨年に続き2年連続で日本一に輝いた。

 同コンクールは本年度で60回目。 地区大会、 ブロック大会で最優秀賞に輝いた各部門の代表校が、 今月20日にTBS放送センター (東京) で開かれた全国大会に録音素材で出場した。 3会場に分かれて行われた審査の結果、 小中学校それぞれ6部門で文部科学大臣奨励賞が決まった。

 貴志中合唱部からは4人が出場。 全国大会では 「『紀の国のこどもうた2』 からなわとびあそび」 を披露した。 部員の中谷真依さん (13) は 「たくさん練習してきた結果が出てうれしい」、 井口瑞葉さん (14) は 「活躍してきた先輩のプレッシャーに勝ててよかった」、 大谷芹菜さん (14) は 「緊張したけど、 音程がとれてよかった」、 笹明日香さん (13) は 「多くの学校の中から選ばれてうれしい」 と受賞を喜んだ。

 顧問の久保真紀教諭は 「自主的に練習をする彼女たちの姿をずっと見てきた。 プレッシャーの中、 よく頑張った」 とねぎらった。

 本年度は全国1749校が応募し、 約5万5000人が参加した。 2月23日に東京オペラシティで授賞式と記念演奏会が行われる。