結婚披露宴を馬で演出

 一生の思い出に残るウエディングを。 和歌山市の景勝地、 片男波公園にある自然派レストラン 「マリシーザ」 (同市和歌浦南) が企画した 「馬を使った結婚式」 の第1号が23日に行われ、 2人の新出発を華やかに演出した。

  「大好きな和歌山で、 人とは違う、 変わった結婚式がしたい」 と、 同日入籍した、 山田雄才さん (26) と西本晴菜さん (26) の2人が馬の演出を使った披露宴を希望した。

 この日、 登場した馬は、 印南町の 「ラ・グレース乗馬倶楽部」 で飼育されている、 穏やかで優しい性格の雄 「ストリーカー」。

 披露宴では、 ウエディングドレス姿の晴菜さんがストリーカーに乗り、 駐車場から披露宴会場のマリシーザ玄関前まで入場。 晴菜さんの姿が見えると、 会場で待っていた家族や友人ら約50人は、 大きな歓声を上げた。

 また、 雄才さんは、 和歌山が生んだ8代将軍・徳川吉宗にちなみ、 はかま姿でストリーカーにまたがり、 公園内を回って記念撮影などを楽しんだ。

 雄才さんは 「とにかく他では見られない珍しい結婚式を挙げたかった」、 晴菜さんは 「この日をずっと楽しみにしてきました。 一生の思い出が作れました」 と笑顔で話していた。