「和歌山観光できます」 県がPRへ実行計画
台風12号の被災地の復興に向け、 県は本年度実施している 「観光振興実施行動計画」 の今月以降の事業を見直し、 新たに来年3月まで取り組む 「災害復興のための観光振興アクションプログラム」 を策定した。 県内観光の安全性などの正確な情報発信を中心に、 熊野古道など世界遺産の保全活動、 JRなど交通機関とのタイアッププロモーション、 首都圏でのキャンペーンなどを盛り込んだ。 仁坂吉伸知事が18日に発表した。
情報発信としては、 すでに全国の旅行会社、 営業所約330社に、 和歌山への旅行の安全性を訴え、 観光誘客を呼び掛ける仁坂知事の写真入りメッセージを送付。 各社のパンフレットなどに活用されている。
11月は 「観光週間」 (7~13日)事業として、 熊野三山の一つ、 熊野那智大社で、 テノール歌手・秋川雅史さんによる復興祈念コンサート 「まけるな!! 和歌山 熊野復興祈念コンサート」 を開催。
この他11月は、 協賛店を利用した観光客などに特典を付ける 「おもてなしキャンペーン」 を実施し、 協賛店は 「まけるな!! 和歌山」 のキャッチフレーズの入ったのぼりを立ててPRする。
仁坂吉伸知事は同日の会見で、 「 『台風の被害で和歌山に行けない』 という思い込みを払拭(ふっしょく)するため、 観光アクションプログラムを改訂した。 観光できるということを強調し、 人々に関心を持ってもらいたい」 と話した。