盗んだ通帳と印鑑で189万円引き出す

 先月16日に訪問介護先から通帳と印鑑を盗んだとされる窃盗事件で現金を引き出した疑いが強まったとして和歌山北署は7日、 かつらぎ町の元介護士、 森本昌明容疑者(49)を詐欺などの疑いで再逮捕した。 「間違いありません」 と容疑を認めているという。

 同署によると、 森本容疑者は、 ことし3月11日午前9時40分ごろ、 和歌山市内の金融機関で備え付けの払戻請求書1通を偽造し提出。 正当な請求であると誤信させて現金189万円の交付を受けた疑い。

 通帳と印鑑は同署の調べに対し、 3月4日から4月8日までの間、 訪問介護先の和歌山市木ノ本の無職女性(当時92)宅で盗んだと認めている。