こだわり県産品ずらり 「わかやマルシェ」初開催
フランスの市場「マルシェ」をイメージした初のイベント「わかやマルシェ」(同実行委主催)が26日、和歌山市梅原のノーリツ鋼機㈱内の芝生広場で開かれた。カラフルなテントに木箱の陳列棚と、欧州を思わせるオープンな雰囲気を演出。こだわりの野菜や果物などの約30ブースが並び、約2100人が訪れにぎわった。
県内の農産物や加工品を生産者が直接販売するイベント。 オーガニックの野菜や果物、 有田みかん蜂蜜、 生石高原の卵、 熊野牛カレーパンなどこだわりの商品が勢ぞろい。 搾りたてが味わえるハッサクジュースのブース前には行列ができていた。
紀州の間伐材を使った積み木のブースでは、 子どもたちが家作りに挑戦。 壊れないように慎重に積み上げていた。 その他、 県出身のマンドリン奏者・作曲家の石橋敬三さんのミニライブ、 プロバスケットチーム 「和歌山トライアンズ」 との参加型ミニゲームなどもあった。
家族で来ていた同市栄谷の木下俊一さん (42) は 「開放的で子どもを遊ばすにもちょうどいい。 ゆっくりと楽しみます」 と笑顔。 同実行委の藤戸佐千世代表 (34) は 「(マルシェへの) 自分の思いが伝わり、 いろいろな人から応援の言葉をもらいました。 諦めないでいると必ず思いが伝わると実感。 たくさんの人に来てもらえてうれしい。 安い商品というのではなく、 こだわっていることに対し、 消費者の皆さんが関心を持ってくれているのが分かりました」 と話していた。