海南に「夢風鈴ガチャ」設置 8月のまつりへ新企画

 海南の神社をスタンプラリーで回る8月の 「第4回かいなん夢風鈴まつり」 へ向け、 実行委員会(志場泰造委員長)は新企画として6月1日から、 ことしの新色風鈴か地元の伝統工芸師が手掛けた 「スペシャルレア風鈴」 が当たるカプセル自動販売機 「夢風鈴ガチャ」 を市内2カ所に設置する。

 場所は黒江の紀州漆器伝統産業会館 「うるわし館」 とJR海南駅構内の市物産観光センター 「かいぶつくん」。 1口3000円の個人協賛でメダル1枚がもらえ、 風鈴との引き替えチケットが入ったカプセルの 「ガチャガチャ」 に挑戦できる。

 風鈴は1カ所につき限定70個が用意されており、 紀州漆器の技法を使った 「かいなん夢風鈴」 の2013年モデルは 「パールピンク」 と 「パールブルー」 の2色。 滑らかガラスの曲線にやわらかなパステル調のカラーで仕上げている。

 スペシャルレアは県内の工房で手作りされたガラスの風鈴に海南出身の紀州漆器伝統工芸師・林克彦氏による色鮮やかな蒔絵が施された 「蒔絵風鈴」。 協賛金はイベントの運営に充てられる。

 かいなん夢風鈴まつり 「心ひとつに響き合う~地場産業と観光のコラボレーション」 は8月1日から15日まで、 市内の神社10社と 「うるわし館」 「かいぶつくん」 の計12カ所で開催。 3日午後3時から海南駅前で行うメーンイベントは 「昭和レトロ」 をテーマに 「番傘風景の再現」、 地元高校生による 「書道パフォーマンス」 「昭和音楽の演奏」 や 「レトロカーの展示」 「あのころ海南(仮称)写真展」 が計画されている。

 志場委員長は 「今回は少し昔にタイムスリップしたような懐かしい雰囲気を爽やかな風鈴の音色とともに楽しんでいただき、 海南のよさを再発見してもらおうと思っています」 とPR。 「企画を盛り上げるため、 ご協力お願いします」 と呼び掛けている。