新会館が完成 和歌山県電気工事工業組合

 老朽化で建て替え工事が進められていた県電気工事工業組合(和歌山市岡山丁、狩谷典男理事長)の会館が完成し、5月31日、竣工式が行われた。ことし3月には関西電力和歌山支店と防災協定を締結しており、災害時の電力網の早期復旧に向けた防災活動の拠点としても活用される。

 旧会館は、昭和42年7月に建てられ、講習会などにも利用されてきた。築後40年以上が経過し、老朽化と耐震性の問題により、昨年7月から事務所を移転し、工事を行っていた。

 新会館は、鉄骨2階建て、延べ床面積183・90平方㍍。1階に事務所、2階に50人収容できる会議室がある。

 式には関係者ら約30人が出席。神事が執り行われた。狩谷理事長は「(新会館の)完成を契機に、新たに結束を強め、電気工事を通じた社会的使命を果たしていきたい」と話していた。同組合は県内470社の組合員で構成。4日から新会館での業務を開始する。設計は㈱岡本設計(本社=同市土佐町、坂本暁史代表取締役社長)、施工はアサカワリフォーム㈱(本社=同市小松原、尾添信行取締役社長)。