11日~水害情報発信を拡充 和歌山県
河川の洪水に対し市町村や住民が早期に避難行動がとれるよう、県は、県内河川の洪水予報や水位情報の発信を11日から拡充する。10日の定例会見で仁坂吉伸知事が発表した。
県と気象庁が指定した河川の区間で水位や流量を示した洪水予報を行う「洪水予報河川」には、新たに熊野川の日足区間(左岸6㌔、右岸13㌔)、本宮区間(11㌔)を追加した。有田川と日高川は下流域のみだった区間を中流域まで拡大。有田川は河口から二川ダムまでの39㌔、日高川は河口から椿山ダムまでの56㌔の区間となった。
水防活動や住民の避難の目安となる水位に到達した際に県が関係市町村などに通知する「水位周知河川」には、那智勝浦町の那智川(河口から6・1㌔の区間)を追加した。
これらの情報は県ホームページの河川雨量情報(http://kasensabo02.pref.wakayama.lg.jp/)などで見られる。
また、テレビ和歌山のデータ放送「あんぜん情報24時」に10日から、ダム専用ページを新設した。
仁坂知事は「県民一人ひとりが関心を持って、情報の入手方法を知っておいてもらいたい」と活用を呼び掛けた。