オークワ女子卓球部が2位 日本リーグ2部

 平成25年度前期・日本卓球リーグ神奈川大会が、このほど川崎市とどろきアリーナで開かれ、女子2部でオークワが2位と健闘。1部昇格を目指しJR北海道との入れ替え戦に臨む。今季、全日本卓球選手権・ジュニアの部シングルス優勝の谷岡あゆか選手(帝京高出身)とスペインジュニアオープン・シングルス8強の藤原美葵選手(土佐女子高出身)の新鋭が加わり、戦力も充実。8チームによるリーグ戦を6勝1敗で終えた。個人表彰では谷岡選手が優秀選手賞と新人賞の二冠に加え、山本真理主将とともに優秀ペア賞にも輝いた。

 平成9年に部員3人で誕生したオークワ卓球部は、大桑代表取締役会長兼CEOらの励ましや支援を受け、11年には日本リーグに参戦。「気迫とネバーギブアップ」をモットーに、大塚和彦監督の下、着実な歩みを刻み、昨年後期のリーグ戦でも2位に入賞。入れ替え戦では中国電力の前に涙をのんだ。選手7人の抜群のチームワークと諦めないプレースタイルは変わらず、今大会でも初戦のトヨタ自動車を含め6連勝のうち、4試合はゲームカウント3―0で圧勝した。全勝対決となった第7戦のエクセディとは、一進一退の攻防を繰り広げ、フルセットの末、1歩及ばず2―3で敗れたが、再び挑む入れ替え戦(今回の相手はJR北海道)へ確かな手応えを感じさせた。

 優秀選手賞と新人賞を獲得した谷岡選手はシングルスで負け知らず6勝。優秀ペア賞を受賞した山本主将とのダブルスも6勝1敗と活躍した。注目の入れ替え戦は近く期日、場所が決定するが、各選手の抱負は次の通り。

 ◇山本真理主将…チームカラーは爽やか。社会人としての礼儀、マナーを守り、卓球は最後まで諦めない。1部昇格を、これまで支えてくれた大桑会長に笑顔で報告できるように全力で頑張る。

 ◇高橋美穂副主将…試合に出場できる幸せをかみしめ、チャンスがあれば最後の1球まで諦めない。

 ◇深江優海選手…リーグ戦では、あらためて応援してくださった皆さんのありがたさを感じた。1部昇格といういい報告ができるよう努力する。

 ◇松好恵選手…会社でいい報告を待ってくれている人たちのために、ベンチとコートの選手が、一丸となって勝ちたい。

 ◇内田友季子選手…2部2位になったチームの勢いを大切に、この調子で入れ替え戦に臨みたい。

 ◇藤原美葵選手…たくさんの人たちから応援してもらった。この声援に応え、入れ替え戦でも全力で戦い、必ず勝ちたい。

 ◇谷岡あゆか選手…3つの賞を頂いたことは素直に喜びたい。リーグは「負けない」という気持ちで臨んだけど、入れ替え戦は「絶対勝つ」という気持ちで挑む。自分の役割をしっかりこなしチームに貢献する。