ライフル・弁論で全国へ 海南下津高

 海南下津高校(海南市)のライフル射撃部と3年生の瀧谷奈津希さんがそれぞれ競技と弁論で全国大会に出場する。23日に壮行会が開かれ、全校生徒から熱いエール。校舎に掲げられた懸垂幕を背に力強く活躍を誓った。

 ライフル射撃部は28日から31日まで広島県で開かれる第51回全国高校ライフル射撃競技選手権大会へ。篭田菜々子(3年・主将)、西谷美緒(2年)、堀端千浪(同)の3選手がビームライフル立射40発競技の団体、個人へ参加する。県内で活動しているのが同校のみのため予選なし。県協会バックアップの下、昨年9月から国体優勝経験がある丸山敦子さんをコーチに練習に励んでいる。

 弁論は8月1日から3日まで長崎県で開催される第37回全国高校総合文化祭弁論部門。瀧谷さんは校内の選考会を経て県高校文化連盟の推薦を受けた。2年連続。「変わるための一歩」をテーマに、夢を持ち、努力することで自分自身、考え方や生き方、未来が変わるという思いを訴える。

 壮行会では生徒会長で3年の阪本あい妃さんが「ライフル射撃は日頃の練習成果を思い切り、弁論は人の心に響くよう代表としての力を発揮してください。熱い戦いの健闘をお祈りします」。生徒から激励の拍手が送られた。

 ライフル射撃部の3人は「チームワークのよさが自慢。互いに支え合い、全力を出して頑張りたい」と闘志。瀧谷さんは「聞いてくださる方に勇気を出せば変われるんだということを伝えたい。入賞を目指します」と張り切っている。