災害時の市町村支援隊 和歌山県が職員720人を選任
県は、大規模災害時に被災市町村に派遣する「災害時緊急機動支援隊」の県職員720人を選任した。隊員には研修を行い、迅速な災害対応支援、情報収集を目指す。30日の定例記者会見で仁坂吉伸知事が発表した。
支援隊は、和歌山市を除く沿岸市町と古座川町の計18市町を派遣先とし、各市町担当を40人ずつ選んだ。災害時には10人を1週間交代で4回派遣できる。
隊員はタブレット端末を持ち、被害状況や避難所の情報収集などを行い、県災害対策本部との連絡調整に当たる他、各市町の要請に従って災害対応を支援する。
8月5~8日に市町別に隊員の研修を行い、担当市町の概要や情報収集システムなどを学ぶ。
仁坂知事は「災害時には可能な限りの人的資源を使った支援を行うべきで、準備が必要。支援隊を選び、訓練することで備えておきたい」と話した。