チーム練習本格始動 和歌山トライアンズ

 プロバスケットボールチーム「和歌山トライアンズ」のジェリコ・パブリセビッチヘッドコーチ(HC)が先月28日に来日し、チームに合流。1日から本格的なチーム練習をスタートさせた。和歌山市梅原のノーリツアリーナ和歌山で合流会見を行ったジェリコHCは、「選手、スタッフのモチベーションが高くチームはとてもいい雰囲気。210㌢の青野文彦選手を最大限に生かした確実な攻撃を目指す」と構想を発表した。

 会見にはジェリコHCと永山誠主将が出席。外国人選手2人を含む新メンバーと交渉中であることも明かした。

 永山主将は、ハードな練習で有名なジェリコHCを前に、「楽しみと緊張感で汗びっしょり」と場を和ませつつ、「世界と同等に戦えるチームをつくり上げてきたコーチなので楽しみ。キャプテンとしてコーチと選手をつなぎ、みんなで同じ方向を向いて和歌山を盛り上げていきたい」と語った。

 会見後には、初めて選手9人がそろってユニホーム姿で登場。初練習にもユニホーム姿で臨んだ。

 フォワード・センターチームとガードチームに分かれたドリブルなしのパスゲームなど、ジェリコHCの趣向を凝らした練習に、選手は笑顔を見せながらも真剣に取り組んでいた。

 18日の兵庫ストークス戦(プレシーズンゲーム)までは、選手の一人ひとりのプレーを確認する時期。19日からは本格的な体力トレーニングなどハードな練習に入るという。練習は一日1回2~3時間程度で、短時間に負荷を掛けて行うのがジェリコ流。


 4日、合流後初のイベント参加 ジェリコHCは4日、泉鳥取高校(大阪)で開かれるスポーツフェスティバルに実技指導講師として参加する。トライアンズに合流後、初めてのイベント参加となる。