サッカー/アルテリーヴォが和歌山県大会V、天皇杯へ

 第18回県サッカー選手権大会の決勝が25日、紀の川市桃山町最上の桃源郷運動公園陸上競技場であり、関西1部リーグのアルテリーヴォ和歌山が和歌山北高校を7―1で下し、5年連続となる天皇杯全日本選手権大会の出場切符を獲得した。初戦は9月1日、同競技場で日本フットボールリーグ(JFL)の藤枝MYFCと対戦する。

 アルテリーヴォは終始ボールを支配し、サイドを起点に攻撃を展開。試合開始3分、田丸からパスを受けた西山が先制のゴールを決めると、12分には中央でパスを受けた宮本がドリブルで持ち込み、2点目を挙げた。その後、芝﨑が立て続けに3点を奪い、前半のうちにハットトリックを達成。後半に入っても宮本、角南が追加点を決め、試合を決定付けた。守備では1点を許したが、和歌山北の攻撃陣をシュート4本に抑えた。

 河村優監督は「県の代表として恥ずかしくない内容だった。(天皇杯では)チャレンジャー精神を持って勝利を目指したい」と話していた。

 和歌山北は、個人の能力やパスワークで上回るアルテリーヴォの攻撃に翻弄(ほんろう)され、序盤から苦しい展開を強いられた。しかし、試合終盤は敵陣まで攻め入る場面が増え、終了間際に福島のゴールで1点を返上。県高校王者としての意地を見せ付けた。