那賀高情報部が4連覇 全国PC技能大会
第27回全国パソコン技能競技大会がこのほど、愛知県の名古屋学院大学名古屋キャンパスで開かれ、県立那賀高校(岩出市高塚)情報部が日本語ワープロ競技で個人、団体ともに優勝を飾り、4連覇を達成した。個人優勝の庄司世良君(2年)と団体優勝の同部は、文部科学大臣賞を受賞した。
大会は4競技があり、全国各地から84校452人が参加。同校が出場した日本語ワープロ競技には17校81人が参加した。
同競技はパソコンのワープロソフトを利用して、与えられた課題の文書作成問題(手書き問題)の文面をビジネス文章の規定に従って仕上げるもの。正確さと作業を終えるまでの早さで採点され、一人当たり200点満点(文書100点、時間100点)、団体の部は上位3人の総計600点で競った。
同校は大会に向け、練習で一日5本程度の文面作成問題に取り組み、正確さと早さに磨きを掛けてきた。また、単語登録やツールバーの配置、ショートカットキーのアレンジなどの工夫を凝らし、作成時間の短縮に努めてきた。
大会には同校から15人が出場。庄司君が178点で優勝、白山弘平君(3年)が174点で2位と健闘。さらに吉村健君(2年)が158点で3位に輝き、上位3人の合計得点で510点を獲得。2位を大幅に上回り、優勝した。また同競技では優勝が1人、2位が2人、3位が3人と定められ、鬼束崇寛部長(3年)も156点の3位に入賞。上位6人のうち4人を同校が占め、実力を見せ付けた。
優勝した庄司君は「まさか自分が優勝すると思っていなかったので驚いた。来年は個人2連覇を狙いたい」。鬼束部長は「4連覇のプレッシャーはあったけど、優勝できてよかった」と話していた。
参加したメンバーは次の皆さん。
鬼束崇寛、加藤丈博、榎本照久、栗山淳一郎、白山弘平、田和侑也、石川琢也、庄司世良、清水啓一朗、杉原由真、池田亮平、西田佳志郎、吉村健、藤田和希、三栖洋佑