外国語講座が人気 市役所で本場の発音学ぶ

 和歌山市が、 市役所10階の国際友好交流サロンで開いている英語、 中国語、 韓国語講座が人気だ。 講師は国際交流員が務めるため、 本場の発音や会話を勉強できる上、 無料とあってどの講座も満員。 27日には英語中級講座 (3月まで月1回開講) が始まり、 主婦ら20人がややレベルの高い英語に挑戦した。

 各講座は年に1回募集し、 毎年定員の20人はすぐに埋まる状況だ。 基本的に初級だけの開講で、 本年度は韓国語、 中国語は7月、 英語は9月にそれぞれ開始している。

 平成20年度からは参加者の要望を受けて、 英語だけ英検2級レベルの中級講座を設けた。 昼と夜の2部あり、 今月20日に始まった夜の部の参加者はビジネスマンが中心だ。

 この日スタートした昼の部は主に主婦が参加。 米国ソルトレークシティー出身のマシュー・スティーブンズさん (29) が講師を務め、 流ちょうな日本語も交えながら講座内容を説明。 参加者たちは一人ひとり英語で自己紹介したり、 会話を楽しんでいた。 今後、 英語新聞の内容について討論しながら講座を進めるという。

 主婦の田中文枝さん (48) は 「将来、 海外で住めるように英語を勉強しに来ました」。 太田泰臣さん (69) は 「初級講座に出ていて、 中級はどんなものかと思って参加した。 何とかチャレンジしてみようかな」 と話していた。