振り込め詐欺防止へ 県警コールセンター

 県警は17日、高齢者を中心に電話で振り込め詐欺などの注意を呼び掛ける「特殊詐欺対策コールセンター」の運用を開始し、同日午前に県庁で開所式を行った。

 式には、事業を請け負う㈱エヌ・ティ・ティマーケティングアクト関西支店の関係者らも出席。県警生活安全部の小河原史朗部長が「特殊詐欺は日々巧妙になりつつあります。一人でも詐欺に遭わないように県民に呼び掛けてください」と激励、同支店コンタクトセンタ部の大本哲也部長は「県民の皆さんからも情報をもらいながら、被害防止に取り組みたい」と決意を述べた。

 オペレーター4人を代表して式で宣誓した土井裕子さん(49)は、「声のみで県民の方と接するので、分かりやすくハッキリとした声で業務に臨みます」と話していた。

 センターでは、期間終了の来年3月14日までに、3万5000世帯への注意喚起を目標に電話がけを行う。