限定記念切手も 29日まで「お城再建55フェスタ」

 来月、和歌山城が再建55年を迎えることを記念した市民提案イベント「お城再建55フェスタ」(和歌山城から始めよう! みんなにやさしい和歌山をつくる会主催)が28日、和歌山市の同城天守閣前広場でスタートし、記念切手シートが発売された。29日と合わせて限定100枚を販売する。

 切手シートは、写真家が撮影した城の写真を、スタッフの山本智子さん(52)がレイアウトした。80円切手が10枚つづりで価格は1200円。イベントが開始されると、さっそく来場者が登城記念に購入していった。

 山本さんは「市民の方に喜んでもらえる切手シートができました。和歌山城をもっと好きになってもらえるツールになれば」と話している。

 この日は、市語り部クラブによる「吉宗公の紙芝居」などがあり、子どもから大人まで楽しんだ。29日は午後1時から、和太鼓演奏やミニコンサート、痛快朗読劇「吉宗七転八倒」披露など、5時ごろまで各種催しが予定されている。

 同日天守閣への入場は無料になる。同会の笹尾恭子代表(57)は「秋晴れにも恵まれましたので、多くの人に和歌山城の記念の日を楽しんでもらいたいですね」と話している。