燃油高騰で漁業者支援 和歌山県が融資

 県は1日、燃油価格の高騰や不漁により経営に打撃を受けている漁業者への資金繰り支援として、借り入れ資金への利子補給と信用保証料への補助を行う「漁業振興資金」の融資を開始すると発表した。7日から来年2月28日まで申し込みを受け付ける。

 県水産振興課によると、対象は漁業を営む個人か法人(漁協を除く)で、使途は運転資金とし、貸付限度額は経営形態により500万~2000万円。償還期限は6年(うち措置期間2年以内)。県は基準金利2・45%のうち1・25%を利子補給する(市中金利の変動により改定あり)。保証料率は、基本保証料率1・15%(漁船の総㌧数20㌧以上の場合は1・41%)のうち0・43%(同0・46%)を補助する。

 融資枠は2億円。県信用魚業協同組合連合会が融資する。申し込みには燃油費の証明書類などが必要となる。制度の問い合わせは同課(℡073・441・3004)へ。