「食祭」3代目味匠はシーサイド観潮

 和歌山の〝うまいもん〟が集まる第10回「食祭WAKAYAMA」(和歌山市〝食〟のイベント実行委主催)が24日、和歌山城砂の丸広場などで開かれ、過去最多の約6万5000人でにぎわった。目玉の「和歌山グルメ対決」では「漁火の宿シーサイド観潮」(同市新和歌浦、和歌の浦観光協会)の「観潮名物料理さざえの鷹の巣焼き 食祭バージョン 松茸を添えて」が第3代「和歌山の味匠(たくみ)」に選ばれた。料理は観潮で常時提供される。

 秋恒例の食のイベント。会場には和歌山ラーメン、しらす丼などの約30店が並んだ。

 グルメ対決には、同協会▽和歌山ホテル協議会▽紀三井寺観光協会▽加太観光協会▽県調理師会――に加盟する旅館、ホテル、飲食店の市内5店舗が参加。「和歌山の食材を使用した料理」をテーマにした創作料理1品を、それぞれ300食限定で販売した。味匠は5人の審査員と、50人の一般審査員による投票で決めた。

 第3代味匠に選ばれ、観潮の坂口宗徳代表取締役は「この名誉に恥じないよう、これからもお客さまにサービスを提供したい。ぜひ、オリジナリティーのある一品を食べにお越しください」と話している。