真道ゴー、初防衛も「一から出直す」
世界ボクシング評議会(WBC)女子フライ級王者、真道ゴー(26)=クラトキ所属=の初防衛戦が22日、和歌山市の和歌山ビッグウエーブであり、挑戦者のフディス・ロドリゲス(31)=メキシコ、同級8位=に3―0で判定勝ちし、初の防衛を果たした。
真道は、1ラウンドからジャブを出しながら、相手との距離を保ち、好調な滑り出しだったが、2ラウンドで相手の右フックを受けてダウン。苦しい展開となった。
しかし、中盤以降はリズムを取り戻し、軽快なフットワークで自分のボクシングを展開。ジャッジは三者ともに96―94と真道を支持し、初防衛に成功した。
真道選手は「たくさんの人の支持と会長の努力があってこのリングに立たせてもらった。ふがいない試合で申し訳ない」と試合を振り返り、「一から出直して頑張る。これからも応援をお願いします」と力を込めた。
地元での試合には必ず応援に来るという真道選手の中学校の後輩、同市有家の横溝恵利香さん(25)は「一瞬ひやっとする場面があったが、さすがだと思った。感動しました」と話していた。
中盤、手数で攻める