和歌山の高校生で初 全商の全7検定9種に合格
公益財団法人「全国商業高校協会」(全商)が主催する検定で、県立和歌山商業高校(和歌山市砂山南、稲生淳校長)3年生、〓(すみ)和季君(17)が9つ目となる会計実務検定に合格し、県内の高校生で初めて、珠算や簿記実務など全商の全7検定9種類を制覇した。全て1級で合格。「うれしい。今までの努力が水の泡にならなくてよかった」と喜んでいる。
合格した検定は、珠算電卓実務・珠算▽同・電卓▽簿記実務▽ビジネス文書実務▽英語▽情報処理・ビジネス情報▽同・プログラミング▽商業経済▽会計実務――の9種類。
1年生の11月に簿記実務に合格してから約2年での快挙。会計、簿記、珠算など、ほとんどが高校から勉強を始めたが、「授業で学んだことが全部生かせた」と話している。
卒業後は関西大学商学部に進学し、さらに会計や簿記の勉強に専念するという。「検定を取得するたびに、自分は会計が得意なんだと実感した。将来は公認会計士を目指します」と展望を語った。