118人33団体に「和歌山県スポーツ賞」
県教委は14日、スポーツの実績や振興などに功績のあった競技者や指導者を表彰する「第52回県スポーツ賞」の受賞者を発表した。受賞者最年長で、スポーツの振興に貢献した者に贈られる「スポーツ功労賞」を受賞した、和歌山市の田端薫さん(89)=県バレーボール協会会長=は「とても光栄です。四十数年会長をさせていただき、協会の皆さんを代表して賞をいただいたと思っています」と喜びを語った。(写真は県教委提供)
スポーツ表彰は昨年1月末からの活動に功績のあった者を選出。ことしは、功労賞4人▽スポーツ選手の育成に尽力した者に贈る「スポーツ優秀指導者賞」2人▽国際的なスポーツ大会で優秀な成績を上げた者に贈る「スポーツ顕賞」8人1団体▽全国規模の大会で成績を残した者に贈る「スポーツ賞」53人19団体▽全国規模の大会で優秀だった者に贈る「スポーツ奨励賞」51人13団体――の計118人33団体が選出。スポーツ水準の向上、競技振興が著しい者に贈られるスポーツ栄誉賞の該当者はいなかった。
功労賞は本紙エリアの和歌山市から3人が受賞。昭和42年から同協会会長を務め、これまで日本リーグ14回、国際試合13回の県開催に力を入れた田端さんをはじめ、合気道競技の国際大会を県に招致するなど武道の振興に貢献した冷水照夫さん(70)=県合気道連盟副理事長=。体操競技の五輪選手を輩出した実績がある田中章二さん(63)=和歌山北高校教諭=が受賞した。また優秀指導者賞には、陸上競技で内田敏夫さん(57)=市立宮前小学校校長=と、アーチェリー競技で田慶二さん(37)=貴志川高校教諭=が選ばれた。
スポーツ奨励賞の最年少受賞者はレスリング競技の塚恒輝君(9)=新宮市立王子ケ浜小学校=、最年長者は陸上競技の安東八重子さん(80)=和歌山マスターズ陸上競技連盟=だった。
その他、スポーツ顕彰以上の受賞者は次の皆さん。
【功労賞】岩出雅之(55、ラグビーフットボール)帝京大学ラグビー部監督
【スポーツ顕彰】古川高晴(29、アーチェリー)近畿大学▽嶋本美愛(18、ウエイトリフティング)和歌山東高校▽白草竜太(23、同)県教委▽川畑源大(28、同)那賀高校▽阪本直也(25、カヌー)県教育センター学びの丘▽坂爪亮介(23、スケート)㈱タカショー▽松本伊世(25、フェンシング)和歌山クラブ▽九鬼巧(21、陸上)早稲田大学▽日吉染業㈱ヨット部(セーリング)
表彰式は19日午後4時から、和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれる。