和歌山市長選/民主も尾花氏を推薦 3党相乗りの構図に

 民主党は22日、任期満了に伴う和歌山市長選(8月3日告示、10日投開票)で前県県土整備部長の尾花正啓氏(60)の推薦を決定した。自民・公明両党もすでに尾花氏の推薦を決めており、国政与野党3党が相乗りする構図となった。

 尾花氏は19日に民主党県連に推薦願いを出し、県連は22日に常任幹事会で対応を協議した。会見した県連代表の岸本周平衆院議員は推薦の理由について「行政経験を高く評価した。和歌山の活性化に向けた個々の政策も、民主党のローカルマニフェストと一致している」と述べ、支援団体の連合和歌山と共同歩調をとることも挙げた。

 会見には尾花氏も同席し、連合和歌山にも今後、推薦を求める考えを示した。

 市長選には、尾花氏と前市議の遠藤富士雄氏(66)、元県議の浜田真輔氏(52)の3人が立候補を表明している。