競泳男子・二百㍍リレー短水路で日本新
日本スイミングクラブ協会主催の第26回和歌山地域AA級大会が23日、和歌山市の秋葉山公園県民水泳場プールで開かれ、男子二百㍍リレーでWakayama・Swim・Teamが短水路日本新記録を達成した。県水泳連盟の強化選手をはじめ県内のトップスイマー120人が参加、注目の男子二百㍍リレーに挑んだ同チームは第1泳者の平から名倉、下田、兵頭と力強い泳ぎを発揮、平成23年1月に自衛隊体育学校のメンバーが出した1分27秒98を0秒72上回る1分27秒26でフィニッシュ。来年に迫った紀の国わかやま国体への大きなステップとなった。
本年度に結成されたWakayama・STは、それぞれのメンバーが社会人として仕事と水泳を両立させながら小島毅監督の下、県体力開発センターや秋葉山プールなどで練習に励んできた。
1週間前には、東京辰己国際水泳場で開催された第55回日本選手権に、全員が出場したばかりだが、「地元での大会で日本新記録」を合言葉に、今大会に臨んだ。
小中学生らの声援を受け、記録に挑戦したメンバーは、素晴らしいチームワークで泳ぎ切り、新記録達成の瞬間は、選手たちのガッツポーズとともに第4泳者の兵頭は、再び水中へダイビングした。新記録の目撃者となったジュニア選手たちの感動を呼び、祝福の拍手に会場が包まれた。
第1泳者・平拓也選手(24) 1年間、新記録を目標に頑張ってきたので、素直にうれしい。今度は個人でも上位を目指して練習に取り組む。
第2泳者・名倉和希選手(26) 新記録達成は1年半後に迫った紀の国わかやま国体につながると思う。ジュニア選手の前で出せたことは、みんなのいい刺激になる。
第3泳者・下田瑛選手(23) 個人的には体調が万全でなかった。チームとしてジュニアの前での新記録達成は、みんなのいい流れをつくるきっかけになると期待する。
第4泳者・兵頭洋樹選手(23) これが国体に向かってのスタートだと思う。日本選手権の1週間後というハードな面もあったが、前の3人がやってくれたので、頑張ることができた。