ホリエモン、和歌山市でおもてなし語る
旧ライブドア社長の堀江貴文さんの講演会「すべてを失ったいま、伝えたいことがある。~私が『ゼロ』を書いた本当の理由」が23日、和歌山市内の県JAビルであった。時代の寵児(ちょうじ)ともいわれた堀江さんの経営哲学に学ぼうと、約500人が参加。堀江さんは「仕事の上で重要なのは、いかに相手に対して自分を印象付けられるか。どうすれば喜んでもらえるかを考えて実践することが重要」と力説した。
〝高校生社長〟として知られる小幡和輝さん(19)が代表を務める合同会社の和(なごみ)が主催した。
堀江さんは「商売を成功させる秘訣(ひけつ)は営業・コミュニケーション能力」とし、強く相手の印象に残る「おもてなし」の重要性を熱弁。
「知恵と工夫でお金をかけずにできるおもてなしは、ある」とし、書籍の出版イベントで、ある書店を訪れた際、店内一面に堀江さんの著書がディスプレーされて感動したことなど、心に残るエピソードや人物の行動を話した。
堀江さんは「見返りを求めずに奉仕をすることで、相手の心に一生残るものになる。それを普段から実践し人間関係をつくれば、困った時にはきっと誰かが助けてくれる。つらく苦しい時に助けてもらえるような人間になって」と呼び掛けた。
その他、小幡さんがインタビュアーとなり、堀江さんの結婚観などを質問。現在自身が開発中の携帯電話のアプリについて意見を求める場面もあった。