和歌山の桜が満開 平年より4日早く

 和歌山地方気象台は3月31日、和歌山の桜が満開になったと発表した。平年に比べると4日早く、昨年より5日遅い。

 和歌山市の和歌山城では30日の暴風雨にも負けず、ソメイヨシノなど約600本が見頃。31日も朝早くから花見客が訪れ、桜並木の下を散歩したり、写真を撮ったりして楽しんでいる姿が見られた。城内に出店している屋台関係者は「今週が一番、花見客のピークでしょうね」と客を迎える準備を進めていた。

 和歌山交通公園(同市西)では山桜が満開。ことしは冷え込みが春先まで延びたため、平年より1週間ほど遅れた。約60本の桜があり、野平建次園長(62)は「八重桜、ソメイヨシノと4月後半まで楽しんでください」と来場を呼び掛けている。

 和歌山ビッグ愛(同市手平)付近の桜並木では、50本以上の陽光桜が濃いピンク色の花を満開に咲かせ、通行人の目を楽しませている。