活躍する女性を表彰 ソロプチミスト和歌山

 国際ソロプチミスト和歌山(林登代会長)は、女性の生活向上を目指して勉強や研究をしている女性、地域で活躍している女性に贈る、国際ソロプチミストアメリカ日本中央リジョン「女性に機会を与える賞」のリジョン賞と、クラブ独自で行うクラブ賞などを県にゆかりの3人に贈呈した。

 国際ソロプチミストアメリカ日本中央リジョンに所属する137クラブが推薦した候補者の中から、同リジョンとアメリカ連盟が審査して賞を贈る。

 18日、和歌山市内のホテルで贈呈式が行われ、林会長から3人に表彰状が手渡された。

 リジョン賞を受賞した和歌山市福島の中西弘枝さん(40)は、和歌山国際厚生学院に在籍し、3人の子どもを抱えながら、「病気などで体に障害を抱えた人の残りの人生を輝かせる手伝いをしたい」と理学療法士になるための勉強をしている。約5年前に夫を急性骨髄性白血病で亡くしており、「いろいろな人に支えられて今に至る。賞をいただけたことを励みに理学療法士になって皆さんに恩返しがしたい」と感謝の言葉を述べた。

 また、優秀でありながら受賞できなかった人に贈るクラブ賞として、ボランティア活動を行っている14~17歳の女性を応援する「バイオレット・リチャードソン賞」に海南市立海南下津高校3年の京井魅優さん(18)、将来社会に貢献し得る人材を育成する「ソロプチミスト女子学生奨学金クラブ賞」に京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻博士課程2年の野田泰葉さん(25)が選ばれ
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