新システムでアーティスト応援

 県内音楽シーンを盛り上げたいと、情報サイト「和歌山ライブの歩き方」(岩橋和廣編集局長)は7月1日から、スマートフォンやパソコンから、ライブチケットの予約やとり置きができる新システム「MusicMarteチケット」の運営を開始する。23日には、和歌山市北新のライブハウス「オールドタイム」で記者会見が開かれ、アーティストや同所オーナらがシステムに関して期待の言葉を送った。

 これまで、ファンがチケットを購入する際は、アーティストに直接メールや電話で交渉することが定番。今回のシステムは、アーティストの連絡先を知らなくても、必要事項を記入し送信することで、各アーティストに自動でチケット購入希望情報が送信される。同システムは、すでに大手企業が参入し運営しているが、アーティスト側の登録の手間や費用などで利用を敬遠する人も多かったという。

 今回の新システムの目玉機能として、希望する人には、ブログ上などで使えるアーティストチケット購入ボタンのプログラムがメールで送付され、自身のサイトなどに張り付けることで、ライブ活動を応援することが可能になる。

 長年音楽業界を見続けている同ライブハウスの松本博オーナー(60)は「このシステムを、アーティストも店側もより多くの人に知ってもらうために努力し、ライブハウスに初めて来る人が増えることを期待しています」と話している。

 同システムを利用するには、初期登録料3000円(8月31日まで無料)が必要。その後の手数料などは必要ない。