市高が10年ぶりの優勝 高校野球

 第96回全国高校野球選手権和歌山大会は大会14日目の26日、和歌山市毛見の県営紀三井寺球場で決勝戦が行われ、市立和歌山が智弁を延長12回の末、3―2で下し、10年ぶり4回目の夏の甲子園出場を決めた。

智弁 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 2
市立和歌山 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 1X 3

(延長12回)
 〔智〕齋藤、東妻―長〔市〕赤尾、稲垣和―田中、古座▽3塁打=西山(市)▽2塁打=片山2、岡、田中(智)瀬戸口(市)

 市立和歌山は1点を追う7回に同点に追い付き、そのまま試合は延長戦へ。

 延長11回には勝ち越しを許したがその裏、1、3塁の好機で代打の阿部が中前に運び再び同点とした。12回には1、2塁と攻め、瀬戸口の2塁打でサヨナラ勝ち。10年ぶりとなる甲子園への切符を獲得した。

 智弁は1回に先制し、6回までリードを守ってきたが、7回に同点とされた。延長11回に再び勝ち越しに成功したが、その裏の守備で同点に追い付かれた。最終回には単打と失策で得点圏に走者を背負うと、踏ん張りきれずにサヨナラ負け。県大会決勝で初の敗北を喫した。