7日間の舌戦始まる 和歌山市長選
任期満了に伴う和歌山市長選と市議補選のダブル選は3日、告示され、熱い7日間の戦いの火ぶたが切られた。届け出を済ませた各候補者は、各陣営で第一声。集まった支持者らに見送られて、早速まちなかへの遊説に繰り出した。
市長選に立候補したのは、届け出順にいずれも無所属新人の尾花正啓氏(61)=東高松=、中津孝司氏(66)=西浜=、遠藤富士雄氏(67)=鳴神=、小早川正和氏(61)=中之島=、浜田真輔氏(52)=府中=、芝本和己氏(46)=島橋南ノ丁=の6人。
今選は、どの候補者が当選しても新市長が誕生し、大橋建一市政からのバトンタッチと、市のかじ取り役が変わる重要な選挙であり、市民の関心も高まりつつある。各候補者の主張は、住みよい市を目指すことでは一致しているが、その実現方法は、それぞれ独自の視点で施策を掲げており、有権者にとって投票の判断材料になりそうだ。
前哨戦から自公民3党の組織支援を受ける尾花氏が選挙戦を優位に進めているとみられているが、投票率が大きくアップした場合、無党派層の票を取り込んだ他候補の逆転当選も十分に考えられる。告示後の選挙戦を通じて、各陣営いずれも票の上積みに向けて、有権者に対して、必死のPRを展開する。