23社39点受賞 モンドセレクション
世界的な食品コンクール「モンド・セレクション」で、ことし受賞した県内企業の代表らが2日、県庁の仁坂吉伸知事を訪問し、受賞の喜びを報告した。
県によると、ことしは県内23社39商品(昨年20社30商品)が受賞。田端酒造㈱(和歌山市)の純米大吟醸酒「羅生門龍寿」は26年連続最高金賞で、世界最高記録を更新した。本紙エリアからは同酒の他、中野BC㈱(海南市)の大吟醸酒「紀伊国屋文左衛門」《黒》が3年連続最高金賞、㈱山本進重郎商店(和歌山市)の飲む温泉水「美人湧泉」が3年連続金賞を受賞するなどしている。
知事室を訪問した代表らは一人ずつ、持参した受賞商品のこだわりなどを紹介。「商品を通して和歌山の良さを世界に伝えたい」「初心を忘れず一層努力していく」「来年も報告できるようにまい進したい」などと今後の抱負を語った。
同コンクールはお菓子の品質向上を目的に、欧州共同体(EC)とベルギー経済省が1961年に開始。その後、酒類や食料品全般に対象が広げられた。衛生、味覚、包装、原材料などの項目で、国際品評評価委員会が審査する。