引き続き総理を支える職務に 中南米カリブ諸国歴訪に同行
3日に内閣改造が行われ、第二次改造安倍内閣が発足しました。私は内閣官房副長官に留任することになりました。
すでに安倍総理は8月9日の産経新聞の単独インタビューで「官房長官、副長官、補佐官はそのまま留任させ、首相官邸は現体制のままでいく」と明言されていました。「長官、副長官ら留任」という産経朝刊1面トップの見出しを見て、「また人事の推測記事か」と思って読んでいくと、何と総理ご本人のインタビュー記事。「人事権者の総理本人が公に言っておられるのならば本当なのだろう」と自分の留任を知った次第です。まさに新聞辞令とはこのことでしょう。
安倍総理がかなり早い時期に官邸メンバー全員の留任を発表したことは、内閣は改造するが、自分の身近な存在である首相官邸は現体制でしっかりと守りを固めるという決意の表れだと思います。引き続き官邸で安倍総理を支えることになったわけですが、総理の期待に応え、日本のため、そして和歌山の代表としてしっかりと職務に取り組んでいきます。
さて内閣改造に先立つ7月下旬から8月上旬にかけて、安倍総理のメキシコ、カリブ(トリニダード・トバゴ)、コロンビア、チリ、ブラジル歴訪に同行しました。今回は11日間という安倍内閣史上最長の出張期間でありましたが、それに加えて非常に過酷な出張でもありました。というのも、時差は各国12時間前後で日本の真反対。さらに気温が30度を超えるカリブから真冬で最高気温が10度を切るチリまであって出張中の気温差が激しかったです。また標高2600㍍のコロンビアから0㍍のカリブまで、標高差も極端でした。
コロンビアの首都ボゴタでは本当に空気が薄く、慣れないわれわれは息苦しさを感じるほどでした。現地の大使館からは「急激に動き出さないように」「食事は少なめに」などと注意をされ、慎重に行動していました。
今回の歴訪では中南米カリブ諸国での日本の存在感を高めることに成功しました。今回も200名の経済ミッションが同行し、資源関係から家具までいろいろな投資案件が動き出すことになりました。またカリブやコロンビアは日本の総理大臣が訪問するのは初めてで、熱烈な歓迎を受けました。
ブラジルでは多数の日系人がおり、彼らは勤勉さでブラジル国内で尊敬されており、社会の発展を支える重要な原動力になっています。サンパウロでは安倍総理は日系人の皆さんとの交流にかなりの時間を割きました。特に1200人が集まった日系人の集会で、全員と記念撮影をされたことには驚きました。母国を遠く離れて活躍されている日系人の皆さんに対して、総理は特別の思いを抱いておられるのだろうと思います。
私にとってうれしかったのは、ブラジルのサンパウロで日系和歌山県人会の皆さんにお会いできたことです。ビジネスで成功されている方も多数おられ、しばし和歌山の話題で盛り上がりました。