今月末「和歌山ビッグウェーブ」完成

 和歌山ビッグホエール (和歌山市手平) 北隣に今月末完成予定の 「武道・体育センター和歌山ビッグウエーブ」 に、 県の体育施設として初めて可動式観覧席が導入される。 固定式観覧席に比べアリーナが広く使え、 より間近に試合が見られ、 臨場感が味わえる。 県スポーツ課は 「いろいろなシーンで柔軟に対応できるのでは」 と話している。

 同施設は、 1階部分にメーンアリーナ (2390平方㍍) と武道場 (950平方㍍)、 2階部分にサブアリーナ (1040平方㍍) がある。 メーンアリーナには固定席が約500席あるが、 サブアリーナ、 武道場には固定席がないという。

 可動式観覧席は、 通常はコンパクトに収納されており、 使う時に階段状の席を引き出す式。 底部にタイヤが付いているため、 試合内容などに応じて位置を調節できる。 1台につき88人座ることができ、 11台導入する。

 同施設は4月供用開始予定。 指定管理者の選定は済んでおり、 12月の県議会定例会で承認を得て決定する。 4月からの利用については、 県内の競技団体から数件問い合わせがあり、 来年1月に利用者調整会議で審議する予定。 「アジアフェンシング選手権」 など国際的な大会も予定されているという。 コンサートやライブ、 各種イベントの開催も可能。

 問い合わせは同課 (℡073・441・3690) へ。