450人が演武披露 県武術太極拳連盟

 県武術太極拳連盟(会長=鶴保庸介参院議員)の第16回表演会が27日、和歌山市中之島の県立体育館で開かれ、県内15支部の会員約450人が日ごろの錬成の成果を披露した。

 武術太極拳は、さまざまな中国武術を基本にした健康のためのスポーツ。日本で圧倒的に愛好者の多い太極拳と、各種の中国武術・拳法を総称して呼ぶ。

 同連盟の津毛望理事長の開会宣言でスタート。支部員が扇や剣を使い、24式太極拳や32式太極剣などさまざまな種目を、中国の伝統音楽やとなりのトトロ、白鳥の湖、純恋歌など、バラエティーに富んだ音楽に乗せて披露した。

 全日本大会の個人・団体出場者の発表もあり、研ぎ澄まされたトップレベルの演武に会場の視線もくぎ付けに。武術太極拳は来年開催の紀の国わかやま国体のデモンストレーション競技にもなっており、総勢120人による集団演武もあった。

 10年近く続ける同市六十谷の岡本憲三さん(64)は「心身ともに健康になり、リフレッシュできます。国体では皆さんに感動してもらえるような演武ができるよう頑張ります」と話していた。

しなやかな動きを披露する参加者

しなやかな動きを披露する参加者