和歌山の連覇ならず ご当地スイーツ
和歌山、岡山、山形の〝フルーツ王国〟3県が、自慢の果物たっぷりのスイーツで対決する「第4回ご当地スイーツバトル」が2日、和歌山市毛見の和歌山マリーナシティで開かれ、前回優勝の和歌山は僅差で山形に敗れ、連覇はならなかった。
同バトルは「わかやまポンチ」と「おかやまフルーツパフェ」の対決から始まり、第3回から山形県東根市の「ひがしねスイーツ」が参戦し、三つどもえの戦いとなっている。
王者として4回目のバトルに臨んだ和歌山は、イチジク、ミカン、ブドウの3種から選べるスムージーの上に、梅の甘露煮や柿、イチゴなどをたっぷり盛り付けたポンチで勝負。一方、岡山はジェラートの上に凍らせたピオーネやメロンなどをあしらったパフェを繰り出し、山形はサクランボを生やムースで使い、マスカットやレアチーズと組み合わせた。
この日は時折雨が降るあいにくの天気ながら、ポップカルチャーのイベントと重なり、観光客に加えてコスプレーヤーらが3県のスイーツに列を作った。
食べ終えたスプーンの投票結果は、和歌山196、岡山147、山形205で、山形が初優勝。惜しくも2位の和歌山は次回、岡山の地で雪辱を狙う。
全国わかやまポンチ協会の田上義人総裁は「優勝できなかったのは残念だが、日本を代表するフルーツ王国が切磋琢磨できたことを誇りに思う。来年はアウェーで優勝トロフィーを取ってきます」と話していた。