冬も節電を 県がアクションプラン

 県は11日、この冬に県庁や家庭、各企業で取り組む節電対策「わかやま冬の節電アクションプラン」を発表した。行政と関西電力が目標とする電力削減率がばらつかないよう、関西広域連合、関電などが、実施期間や目標削減率を統一。期間は12月1日から3月31日までの平日(12月29日から1月4日を除く)で、ことしも昨年同様、最大使用電力の平成22年度比7%減を目指す。

 プランは午前9時から午後9時に行い、県庁内では、同年度比10%以上の削減を目指す。暖房設備の設定温度を19度以下に徹底、上着や膝掛けを活用した「ウォームビズ」の推奨の他、廊下の照明を50%程度消灯▽毎週水曜日の「ノー残業デー」の徹底▽階段利用の呼び掛け――などに取り組むとしている。

 家庭には「家族で団らん こたつでみかん」、企業には「節電意識で業績アップ」をキャッチコピーに、エアコンの設定温度や各電気機器の節電メニューを提案し、広報誌「県民の友」などで呼び掛けていく。

 また、国などが「電力需給ひっ迫警報」を発令した場合、県庁では支障のない範囲で空調設備や冷蔵庫などを停止し、県ホームページや「防災わかやまメール」などで県民に緊急の節電要請をする。