冬の節電に協力呼び掛け 県と関電
電力需給が厳しくなる本格的な冬を前に、県と関西電力は1日、和歌山市のJR和歌山駅前で街頭啓発活動を行い、駅の利用者らに節電を呼び掛けた。
県が作成した家庭や企業での節電対策「わかやま冬の節電アクションプラン」に基づき、節電期間(1日~来年3月31日)のスタートに合わせて実施。今冬も昨冬同様、平成22年度冬比で7%減を目標にしている。
暖房の室温の目安を家庭用エアコンで20度、ビルやオフィスで19度とし、家庭には「家族で団らんこたつでみかん」、企業には「節電意識で業績アップ」をキャッチコピーにPRしている。
この日、県環境生活総務課、関西電力㈱和歌山支店の職員計21人が参加。県関係のキャラクター、わかぱんやキノピー、きいちゃんも駆け付け、チラシやカイロを配った。
関西電力㈱和歌山支店の佐々木楠雄副支店長(56)は「家庭では特に夕方以降の電力使用量が多く、皆さんの協力が必要。冬場の電力の安定供給に最低限必要な、供給予備率3%を何とか確保できるよう、節電をお願いしたい」と話していた。