岡田・橋下氏が和歌山入り 衆院選

 14日の投開票へ、いよいよ終盤戦に入った衆院選。10日朝には党公認の候補者を応援するため、和歌山1区には民主党の岡田克也代表代行、2区には維新の党の橋下徹共同代表が駆け付け、それぞれ駅前で有権者らに支持を訴えた。

 岡田代表代行は和歌山市のJR和歌山駅前で午前7時半から30分間、候補者のビラ配りに協力。駅利用者に「おはようございます。○○(候補者名)をよろしく」と声を掛け、握手を求めた。演説では「アベノミクスの限界が見えてきた。成長戦略の方向性が間違っており、その典型が派遣法の改悪だ」と熱弁。「国土も狭い、資源もない日本の成長戦略の根幹になければならないのは人に対する投資。そこを安倍さんは分かっていない。私たちは人への投資を軸に日本の再生を図る」と語った。

 橋下共同代表は海南市のJR海南駅前で演説。消費増税や年金改革について「皆さんに負担を押し付ける前に国会議員が給与を削るのが筋。国民はバカにされている。意思表示をしなきゃだめ」と強調。アベノミクスに関連して「公務員の給与水準を地域の平均並みに下げ、生み出したお金で教育を柱とした『イシンノミクス』を進め、皆さんの懐を温める」とし、「今回の選挙は自公の圧勝。しかし、それでは皆さんが納得したことになる。意思表示として維新に力を貸してください」と訴えた。

演説する岡田氏(JR和歌山駅前)

演説する岡田氏(JR和歌山駅前)

熱弁を振るう橋下氏(JR海南駅前)

熱弁を振るう橋下氏(JR海南駅前)