【AR】待望の勝利で連敗脱出 トライアンズ
バスケットボール男子NBLの和歌山トライアンズは19日、和歌山市梅原のノーリツアリーナ和歌山で熊本ヴォルターズと対戦し、72―65で14試合ぶりに勝利を手にした。
負ければ西地区最下位転落の黄色信号が点灯してしまう大事な試合。和歌山は、ゲーム開始直後の20秒で、ゼーン・ノーレスの得点で先制し、勢い付いた。第2ピリオドでは、阿部佑宇がブザービーターを成功させ10点リードで前半を折り返した。
後半は、熊本がオフェンスを立て直し、第4ピリオド終盤まで、一進一退の接戦に。和歌山は同ピリオド残り2分半にポール・ビュートラックが勝利を引き寄せる3シュートを沈め、7点差に引き離した。
その後の熊本は、ファールゲームで逆転を狙いにきたが、和歌山は呉屋貴教や阿部、ポールがフリースローをしっかりと決めて逃げ切った。この日のポールは、熊本の清水良規HC(ヘッドコーチ)に「想定外だった」と言わしめる活躍をみせ、33本など22得点と大爆発した。
ヒーローインタビューで阿部は「センター陣が体を張ってぶつかっていってくれたことが良かった」と久々に手にした勝利を喜んだ。HC就任後の初勝利となった石橋HCは、「まずは連敗が止まってうれしい。苦しくても一体となって頑張ってきて良かった」と待ち望んだ1勝をかみしめた。
この日の会場内では、クリスマスを前にしたダンスなどのイベントがあり、クリスマスグッズを着用した多くのブースターが来場し、盛り上がった。