桐蔭高に懸垂幕 野球・剣道部が活躍
第87回選抜高校野球大会(3月21日~12日間、阪神甲子園球場)に出場する、県立桐蔭高校(和歌山市吹上、岸田正幸校長)の校舎西側(管理棟)に26日、出場を祝う懸垂幕(縦8㍍、横1・2㍍)が掲げられた。
センバツ21世紀枠に選出され、昭和37年の第34回以来となる53年ぶり16回目の出場を決めた同校野球部。懸垂幕には「祝第87回選抜高等学校野球大会出場」と書かれ、野球部員の士気が高められている。また、懸垂幕は沿道から見ることができ、地域住民らは写真を撮るなどして出場を喜んでいる。
同校卒業生で、夏の予選大会では吹奏楽部として野球部を応援してきた米田美晴さん(19)は「ずっと応援してきたので本当にうれしい。甲子園まで桐蔭の活躍を見に行きたいですね」と笑顔で話していた。
この日、野球部の懸垂幕の横には「祝第24回全国高等学校剣道選抜大会出場」の懸垂幕も登場。剣道部は、今月開かれた県下高校剣道新人大会の男子団体で優勝を果たし、全国大会(3月27~28日、愛知県)への切符を手にした。
インターハイなどでは個人で全国に出たことはあるが、団体としては創部以来106年で初の快挙。懸垂幕を通して、野球部とともに、地元住民らの期待が寄せられている。