見守りに感謝 松江小ありがとう集会

 和歌山市松江地区で児童の登下校の安全を見守る「松江地区お帰りパトロール隊」(川崎敏弘隊長)に日頃の感謝を伝える「ありがとう集会」が21日、松江小学校(藤本典子校長)で開かれ、全児童は歌や楽器演奏で隊員をもてなした。

 同隊は平成16年に「松江地区の子どもの安全は地域が守る」を合い言葉に発足。地域住民ら約650人でつくり、児童の登下校時は交差点などに立ち、安全を見守っている。

 集会には隊員約200人や保護者らが出席。各学年の児童が「いつも見守ってくれてありがとうございます」などの感謝のメッセージを伝えた後、合唱やリコーダー演奏、踊りなどを元気いっぱいに披露した。

 児童会の6年生、梅田万緒さん(11)は「6年間、暑い日も寒い日も見守ってくれていたことに感謝を込めて発表しました」と笑顔。

 川崎隊長(76)は「集会を重ねるたびに、子どもと地域のつながりが深くなっていく。子どもたちがいる限り、『地域が子どもを守る』というパトロール隊の活動にゴールはないですね」と話していた。

リコーダーを演奏する6年生

リコーダーを演奏する6年生