県議選3日に告示 7区で選挙戦突入か
統一地方選前半戦の県議選(定数42)は3日、告示される。全14選挙区のうち半数の7選挙区で定数を上回る立候補が予定されている。本紙エリアは和歌山市、海南市・海草郡、岩出市の3選挙区が選挙戦に突入するとみられ、紀の川市は無投票の公算が大きい。前哨戦を展開してきた各陣営はいよいよ戦いの本番を迎える。投開票は12日。(顔写真は各選挙区右上から左へ五十音順)
【和歌山市】定数15に対し、現職13、新人4の17人が立候補を表明。党派の別は、自民6▽公明3▽共産2▽民主1▽維新1▽無所属4(自民推薦1、民主推薦1)―。40代以下は3人(27歳、46歳、49歳)で、ほとんどが60歳前後(最高68歳)の年齢層の高い選挙戦となりそう。大きな争点は見られないが、各立候補予定者は地域密着型の政策を掲げ、辻立ちやあいさつ回りに励んできた。3月2日現在の選挙人名簿登録者数(国内外)は30万9705人。前回投票率は45・43%。
【海南市・海草郡】定数3に対して現職3、新人1の4人が立候補を表明し、海南市と海草郡選挙区の合区(平成19年)以来初の選挙戦となる見通し。党派の別は、自民2(公明県本部推薦2)▽共産1▽維新1―。同登録者数は海南市が4万5662人、紀美野町が8706人。
【岩出市】定数2に対し、現職1、新人2の3人が出馬予定。公明県本部の推薦を受ける現新2人の自民候補に、民主の推薦を受ける無所属新人が挑む構図となっている。同登録者数は4万1998人。前回は無投票。
【紀の川市】定数3に自民現職3人(いずれも公明県本部推薦)が立候補を予定し、無投票の公算が大きい。同登録者数は5万4487人。前回は4人が出馬し、投票率は51・69%だった。
立候補の届け出受け付けは午前8時半から午後5時まで、和歌山市は県庁、海南市・海草郡は同市役所、その他選挙区は各振興局で行う。