沖縄映画祭のレッドカーペット歩く 海南
海南市が舞台の映画が出品された「島ぜんぶでおーきな祭―第7回沖縄国際映画祭―」(3月25~29日)で、作品の出演者や撮影に携わった地元スタッフらが3月28日、沖縄市のコザ・ミュージックタウン「コザゲート通り」で開催されたレッドカーペットイベントで〝赤じゅうたん〟を練り歩いた。
吉本興業と海南青年団体連絡会議を中心につくる海南映画制作実行委員会が共同で地域発信型映画を制作(1月28、29日撮影)。映画祭に作品「ISHICHI」を出品し、レッドカーペットへの参加が実現した。
会場には俳優や芸人が集結し、詰め掛けたファンらで熱気ムンムン。上野遼平監督、市長役のタレント・桂小枝さんと共に実行委員ら10人が紀州漆器組合の法被を着て歩き、カーペットの両側から大きな歓声を受けた。
エキストラとして出演したご当地ヒーロー「エーワッショー」も同行。観覧客らの注目を浴び、人気を集めた他、ステージでの紹介や観光パンフレットの配布で海南を大々的にPRした。
海南市の作品は3月29日に上映された。ことしの夏に地元での凱旋上映が企画されている。実行委員の古田充司さんは「芸能人と同じような歓声と歓迎に感動しました」と帰郷後も興奮冷めやらぬ様子。「大勢の人のおかげでできた映画。内容も素晴らしかった。これを機に地域活性化へ何かが生まれれば」と話している。