藤原紀香さん就任 紀の川フルーツ大使
日本一のフルーツ王国を目指す紀の川市は、魅力を市内外に発信するため、フルーツ大使設置要項を1日付で施行。女優の藤原紀香さん(43)をフルーツ大使に任命し、4日には市役所で委嘱式が行われた。
同大使は同市にゆかりがあり、文化、芸術、芸能スポーツなどの分野で活躍していて、市のイメージアップになる人物に依頼。初代大使は両親が県出身の藤原さんに白羽の矢が立った。
藤原さんは兵庫県出身。紀香という名前は「紀の川の香り」という由来があり、プライベートでも東京の知人と白浜や熊野古道を訪れているという。また果物をミキサーにかけ、ジュースにして毎朝飲むほどの果物好きで、幼い頃はよく和歌山のミカンを食べていたという。
委嘱式で藤原さんは、「私には和歌山の血が流れている。両親のふるさとでフルーツ大使になれたことに、いろんな縁を感じている」とし、「紀の川市のフルーツをはじめ、和歌山の素晴らしさを日本や世界中にPRしていきたい」と話した。中村愼司市長は「紀の川市のPRに協力していただけることを、心強く感じている」と述べた。
その後の質疑応答では、美しくいられる秘訣(ひけつ)を問われ、「いつも笑顔でいること。運動などで汗をかき、好き嫌いなく食べること」と説明。同日の午前中には、市内の青洲の里とめっけもん広場を訪れ、委嘱式後は桃山まつりに参加した。