開幕は痛い黒星 アルテリーヴォ和歌山
関西サッカーリーグ1部は11日、各地で開幕した。12日には紀の川市の桃源郷運動公園陸上競技場でアルテリーヴォ和歌山が阪南大クラブと対戦。先制したアルテリーヴォだったが、4分後に同点とされ、試合終了間際に逆転弾を献上。790人が集まったホーム開幕戦で、勝ち点を奪えなかった。
アルテリーヴォは序盤から、ロングボールを多用して敵陣に侵入。優勢に試合を運んだ。前半27分に、前山の縦パスに反応した宮本が右足を振り抜き先制。しかし、その4分後に同点弾を許し、前半は1―1で折り返した。
後半に入ると、ゲームの流れは一転。守備に追われる時間が増え、パスミスも目立ち始める。DFラインが体を張ったプレーで何度も難を逃れたが、後半45分に痛恨のオウンゴール。シュート数は前半の9本に対し、後半はわずか1本と振るわず、後味の悪い開幕戦となった。
坂元監督は「自分たちの形が出せなかった。この負けを糧に、次戦に挑みたい」と話した。