投票率は75%前後か 紀美野町議選審判へ
定数12に対し現職11人、元職1人、新人1人の計13候補が出馬した紀美野町議選は26日に投開票が行われる。開票作業は午後8時15分に始まり、午後10時ごろには大勢が判明する見通し。投票率は4年前の前回を下回る75%前後との見方が強くなっている。
任期満了に伴う町議選は今回、定数を現行の14から2議席削減する。3月25日の立候補予定者説明会に現職11人、元職1人、新人1人の13陣営が出席。立候補の準備を進め、選挙戦突入が確定的となる中、現職3人が不出馬を表明し、1人超過の構図が固まった。早くからの選挙モードで有権者の関心も高まり、21日から5日間にわたる舌戦がスタート。各候補者は街宣カーを中心に、中には徒歩で町内を回り、まちづくりへの熱い思いや抱負を訴えてきた。
投票は26日午前7時から、旧野上町内と旧美里町の一部合わせて11カ所で午後7時まで、旧美里町内10カ所で午後6時まで計21投票所で行われる。発表は午後9時に第1回、以降30分ごと。早ければ第2回、スムーズにいけば10時の第3回で当落が判明するとみられている。
投票率は平成18年の合併後初となった8年前の前々回(定数16―候補17)が79・71%。4年前の前回(定数14―候補16)は78・52%にダウンした。今回も町を二分するような大きな争点がない上、候補者が少なく、不在の地区も多いため低調の模様。前回を数%下回りそうだ。
町選挙管理委員会(西増三委員長)は今回の選挙から、投票記載台に「つえホルダー」を用意。つえ利用者に優しい投票所となっている。記載時に台に立て掛けたつえが倒れ、拾わなければならないケースをなくそうと発案された。期日前投票から取り入れており、当日は全投票所に設ける。